浅葱沼氷雨乃の文学の館


1弾・あとがき


『リトル・ハイド・サーガ』はエルザミーナの1作目の後に思いついて書いた物語で、両親の海外転勤によって堅物な伯父一家に預けられた小6女児の変わる運命の内容として書いた。やはり応募するも不採用で、しかも完成から3年経ったので自作サイトで発表することになった。

「生活環境の変化に伴う精神の変わりよう」は他の児童文学や現実でもよくあるテーマなのだが、作者はあえて三河弁を話す主人公にしたら読者が食いつくと思って勇崎乃江美を生み出したのだった。登場人物は原型となった人物はいないが、伯父の譲太郎はエレナ・ポーター作『愛少女ポリアンナ』のポリーおばさんである。

 人間と二部族の小人を扱ったファンタジーであるが、2作目以降はまだ未構想なので、今は一先ず1作目の掲載を置くことにする。



2024.10.15