シグルスとフリッグのあとがき


『シグルスとフリッグと過ごした日々』は平成30年5月に名作アクションゲームの登場人物を参考にしながら書いた物語で、ロボットの星で暮らしていた人間そっくりのロボット姉弟が事故で現代の地球にワープしてきて、高里兄妹に発見され、人間社会に混じっていきながら自分たちが帰れる方法が見つかるまで留まる設定である。


 その後、シグルスとフリッグを探しに来たロボットの星の王と将軍たちが21世紀の地球に来た時、地球をロボットの植民地にしようと提案してから運命が変わり出し……という展開には大変力を入れたと思う。ロボット王はロボット同士が争わないことを望んでいたので、別の"悪"を出したのだが……のところで一転二転の結末にした。


 ロボットたちの名前と星は北欧神話から抜粋し、実際の地名も引用したりもしたが、これは創作の類である。令和に入ってすぐ清書を完成させた時は、P社の応募賞に送るも一次も入らず。ならばKS社の持ち込みもしたが、コロナウィルスと半年以上経っても連絡なしだったので、令和3年最初のオンライン小説にした。カレル=チャペックやアイザック=アシモフのロボット作品を多少参考にするも、浅葱自身のロボット作品をじっくり読んでもらいたい。